
【2026年9月】ローカルSEOとは?MEOとの違いと、多店舗で成果を出す進め方
この記事の監修者

リードクリエーション株式会社
代表取締役社長 兼 Webコンサルタント
新宮 秀也
バリューコマース国内報酬月間ランキングで1位を獲得した実績を背景に、専門的なSEO会社を設立。
理論だけでなく、実践を基にした効果的なSEO戦略を提供するのが強みです。
主力としては、地域をターゲットとした店舗向けの検索順位向上や、洗練されたWEBメディアの構築を得意としています。

PR 本記事には当社サービスのPRを含みます。
ローカルSEOとMEOの違いを調べると、記事によって説明が食い違い、かえって分からなくなることがあります。結論から言うと、この2つは実務ではほぼ同じ取り組みを指していて、違いを突き詰めても、やることは変わりません。
言葉の整理に時間をかけるより、Googleビジネスプロフィールの整備、写真、自社サイト、口コミという順番で手を付けるほうが早く進みます。複数店舗を運営している場合は、これに「誰がやるか」を決める作業が加わります。
この記事では、言葉の守備範囲の整理、何から手を付けるかの順番、多店舗のときに変わることの3点を扱います。言葉の定義は、Googleビジネスプロフィールのヘルプと検索セントラルで確かめられた範囲を書き、確かめられなかった部分は当社の捉え方として分けて書きます。なお当社リードクリエーションは、MEO対策を単体のサービスとしては提供しておらず、口コミの獲得と返信を仕組みにするHIIDELを提供している立場から書いています。
ローカルSEOは、地域で探している人に見つけてもらうための取り組み
当社では、ローカルSEOを「地域名と業種の組み合わせや、現在地に基づく検索で、自店舗の情報がGoogle検索とGoogleマップに表示されるように整える取り組み」と捉えています。店舗ビジネスにとっては、近くにいる人が「今から行ける店」を探す場面で見つけてもらうための取り組み、と言い換えられます。
Googleの公式ヘルプでは「ローカル検索結果」と呼んでいる
Googleビジネスプロフィールのヘルプには、Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒントというページがあります。ここでは、現在地付近のビジネスを検索したときにGoogle検索とGoogleマップに出るものを「ローカル検索結果」と呼んでいます。一方で「ローカルSEO」や「MEO」という言葉自体は、当社が2026年9月20日に確かめた範囲では見当たりませんでした。
同じページには「Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」という記載もあります。
地域性が関わるキーワードかどうかで考える
すべてのキーワードでローカル検索結果が出るわけではありません。「近くの歯医者」のように、その場で行ける店を探している検索では地図付きの枠が出やすく、知識を調べるだけの検索では出にくくなります。
自社のキーワードで検索し、地図付きの枠が出るかを見るのが手軽な確認方法です。枠が出るなら、そこに自店舗が表示されることが来店への入口になる、と当社では考えています。
ローカルSEO、MEO、SEOは守備範囲で分けると整理できる
3つの言葉は、定義を比べるより「どこに表示されることを狙うのか」で分けると整理しやすくなります。当社の整理は次のとおりです。
スマホでは、表を横にスライドして見られます(左の列は固定)。
| Googleマップの検索結果 | 検索結果の地図付きの枠 | 店舗名で検索したときの情報欄 | 通常の検索結果(自社サイト) | |
|---|---|---|---|---|
| ローカルSEO | ○ | ○ | ○ | ○ |
| MEO | ○ | ○ | ○ | — |
| SEO | — | — | △ | ○ |
○:主に狙う領域 △:関わるが中心ではない領域 —:直接は狙わない領域
ローカルSEOはGoogleビジネスプロフィールと自社サイトの両方に手を入れる取り組みなので、通常の検索結果(自社サイト)も○にしています。—は「できない」という意味ではありません。Googleの公式ヘルプに、この3つの言葉を区分けした説明はないため、2026年9月20日時点で当社が整理したものです。
表のとおり、ローカルSEOとMEOはほとんど重なります。今回調べた上位記事5本も、いずれも同じ趣旨で書いていました。違いを探すより、重なりを前提に進めるほうが実務は早く回ります。
MEOは日本で広まった呼び方
MEOは、国内のSEO事業者の記事で「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の略」と説明されている呼び方です。ただし、これは事業者側の説明であって、Googleが定めた言葉ではありません。海外では同じものをローカルSEOと呼ぶことが多いとされていますが、この説明もGoogleの公式情報では確かめられませんでした。
実務上は、Googleマップ寄りの話ならMEO、全体の話ならローカルSEO、と使い分ける人が多い程度の理解で十分だと当社では考えています。
SEOとの違いは、手を入れる場所
Googleの検索セントラルにある検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドでは、SEOを「Google 検索での存在感を高める取り組み」と説明しています。SEOで主に手を入れるのは自社サイトのページです。
これに対してローカルSEOは、Googleビジネスプロフィールと自社サイトの両方に手を入れます。店舗ビジネスでは、どちらか一方ではなく両方が必要になります。
ローカル検索の順位は、関連性、距離、知名度で決まる
Googleビジネスプロフィールのヘルプは、ローカル検索結果が主に次の3つに基づいて表示されると書いています。
- 関連性: 検索語句とビジネスプロフィールがどれだけ合っているか。カテゴリや業務内容、営業時間などの情報を埋めることが効きます。
- 距離: 検索している人から各拠点までの距離。事業者側で動かせない要素です。
- 知名度: ヘルプには「知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します」とあり、「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」とも書かれています。
3つのうち距離は動かせません。当社が相談を受けるなかでも、ローカル検索の順位は店舗の場所や商圏に左右されると感じています。だからこそ、手を入れられる関連性と知名度に力を配分することになります。
ヘルプには「ユーザーのクチコミに返信することで、そのフィードバックを重視していることをアピールできます」という記載もあります。口コミが後半の柱になるのは、このためです。
ローカルSEO対策は、この順番で手を付ける
やることを全部並べても動けなくなるので、順番を決めるところから始めます。当社では、次の5つの順番をおすすめしています。
1.Googleビジネスプロフィールを登録し、オーナー確認を済ませます。ここが終わっていないと、情報の修正も口コミへの返信もできません。
2.基本情報を漏れなく入れます。カテゴリ、業務内容、営業時間、電話番号、サービス内容を埋め、変更があるたびに直します。関連性に直接効く作業なので、ここを飛ばして先に進まないでください。
3.写真を投稿します。当社では、見た人が思わず目を留めるような写真を出せるかどうかが分かれ目だと考えています。基本情報と写真の詳しい進め方は、Googleビジネスプロフィールの集客方法11の極意にまとめています。
4.自社サイト側を整えます。店舗名、住所、電話番号の表記を、サイトと各媒体でそろえます。表記がばらつくと、同じ店だと認識されにくくなります。店舗ごとのページを用意し、住所、地図、営業時間を載せておくことも有効です。
5.口コミを集め、返信します。ここから先が、他社との差になる部分です。集め方の具体策は口コミ獲得の方法12選で詳しく扱っています。
1.から4.までは、やれば誰でも一定の水準まで到達します。逆に言えば、ここで差はつきにくいということです。
口コミは、集め方と返信のしかたで差がつく
当社が店舗ビジネスの支援をしてきたなかでは、他社と差がつくのはGoogle口コミだと考えています。コンスタントに獲得し続けられるか、1件ずつ返信できるかで、時間とともに開きが出ます。
ただし、集め方には守るべき線があります。ここを外すと、口コミが削除されたり、プロフィールに制限がかかったりする可能性があります。
Googleのポリシーで禁じられていること
マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーでは、次のような行為が禁止されています。店舗側が良かれと思ってやりがちなことが含まれているので、社内のルールを作る前に確かめてください。
- 口コミの投稿や、否定的な口コミの修正や削除と引き換えに、金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなどのインセンティブを提供すること。
- 否定的な口コミの投稿を妨げたり禁止したりすること。肯定的な口コミを選んで募ること。
- その場で評価を残したり口コミを書いたりするよう、ユーザーに要求または強要すること。
- 一定数の口コミを募るよう、販売者がスタッフに要求すること。
依頼そのものが禁じられているわけではありません。Googleのクチコミを増やすためのヒントでは、リンクにアクセスするか、QRコードをスキャンするよう依頼できると案内されています。書くかどうか、いつ書くか、何を書くかはお客様に委ねる。この線を守ったうえで、案内する機会を増やすのが健全なやり方だと当社では考えています。
返信は1件ずつ、星1の口コミにも
返信は、まとめて定型文で返すのではなく、1件ずつ書くことが大事だと当社では考えています。良い口コミだけでなく、星1のような厳しい口コミにもきちんと向き合ってください。その対応の仕方を、これから来店を検討しているほかのユーザーが見ています。
Googleのヘルプは、返信を「わかりやすく、有益で、礼儀正しい」内容にし、簡潔にするよう勧めています。否定的な口コミへの返信では、個人攻撃を避け、不満の理由を調べ、こちらのミスであれば謝る、という進め方が示されています。
AI検索での見え方にもつながる
当社では、ChatGPTやGeminiのようなAIに店を尋ねる人が増えてきたと感じています。今後はAI検索での見え方の面でも、Googleビジネスプロフィールの情報と口コミの重要性が高まっていくと当社では考えています。ただし、これは当社の見通しであって、成果を保証するものではありません。
口コミとAI検索の関係については、Google口コミはAI検索にどう影響する?で詳しく整理しています。
多店舗のローカルSEOで変わるのは「誰がやるか」
複数店舗になっても、やること自体は1店舗のときと同じです。変わるのは、誰がやるかと、やったかどうかをどう確かめるかの2点です。
ここを決めないまま各店舗に任せると、住所や電話番号の表記、写真の質、口コミへの返信ルールに、店舗ごとのばらつきが出ます。当社では、役割を次の3つに分けて考えることをおすすめしています。
本部が決めて仕組みにすること
店舗ごとにばらつくと困ること
店舗名、住所、電話番号の表記ルール、カテゴリと営業時間の登録ルール、口コミへの返信方針と、返信する人の範囲、写真の基準と、使ってよい素材、ビジネス拠点グループでの権限の割り当て
店舗でしかできないこと
現場の情報と接客がないと成り立たない
店内、商品、スタッフの写真を撮る、来店したお客様に口コミの案内をする、口コミに書かれた事実関係を確かめる、臨時の営業時間の変更を本部に伝える
本部と店舗で一緒に見ること
やったかどうかを確かめる
店舗ごとの口コミ件数と評価の推移、未返信の口コミがどれだけ残っているか、案内した人数と、実際に投稿された件数
Googleビジネスプロフィールのヘルプで確認できる機能と、当社が店舗ビジネスの支援で見てきた運用をもとに、2026年9月20日時点で当社が分類したものです。
本部が言っても、現場まで届かないことがある
当社に相談に来る事業者から聞く範囲では、本部が「口コミを集めてください」と伝えても、現場の社員やアルバイトが動かないことがよくあります。そして「やっています」と報告が上がってきても、実際に案内しているかを確かめるのが難しい、という声もよく聞きます。
当社では、これは現場のやる気の問題というより、伝え方と確認の仕組みの問題だと捉えています。現場から見れば、口コミの案内は接客の合間に足される作業で、やらなくても当面は困りません。確かめられない指示は、続かなくて当然です。
Googleの機能でできる一括管理
Googleビジネスプロフィールにも、多店舗向けの無料の機能があります。ビジネス拠点グループは、ヘルプで「プロフィールの共有フォルダのようなもの」と説明されていて、複数のユーザーで安全に一元管理できます。
管理者もオーナーも、グループ内でプロフィールを作成、編集、削除できます。ヘルプによると、グループそのものを削除できるのは、グループのオーナーだけです。
拠点数が多い場合は一括での管理も使えます。ヘルプには「ビジネス拠点が 10 以上ある場合は、一括で追加、オーナー確認、管理できます」と書かれていて、スプレッドシートに全拠点の情報をまとめてアップロードする流れが案内されています。
ここまではGoogleの無料機能でまかなえます。足りないのは、誰がいつ何をしたかという記録のほうです。
口コミは、仕組みにしないと続かない
口コミを増やすうえでいちばん大事なのは、仕組み化だと当社では考えています。誰がいつ何人に口コミを案内し、何件獲得し、どんな評価の口コミが付いたのか。これが見えるようになって初めて、本部は現場に具体的な話ができます。
これを仕組みにしたのが、当社リードクリエーションが提供するHIIDELです。公式サイトによると、レジ横のタグにかざすだけで投稿画面に進むNFCでの口コミ獲得、星の数と内容に合わせてAIが1件ずつ作る返信の下書き、誰が対応したかが残る履歴、カード1枚ごとに遷移先と対象の店舗を設定できる複数店舗の管理といった機能があります。
なお、口コミの件数をスタッフのノルマにしたり、件数を競わせて報酬を出したりすることは、先に挙げたGoogleのポリシーで禁じられています。記録は運用が回っているかを確かめるために使い、スタッフの評価や報酬には結びつけないでください。
多店舗でのツール選びの考え方は、多店舗企業向けAI検索ツールの選び方で詳しく扱っています。
まとめ:言葉の違いより、手を付ける順番を決めるほうが早い
ローカルSEOとMEOは、実務ではほぼ同じ取り組みを指しています。守備範囲で整理したうえで、Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認、基本情報、写真、自社サイトの表記統一、口コミの獲得と返信という順番で進めてください。
順位を決める3つの要素のうち距離は動かせないので、関連性と知名度に力を配分します。知名度に効く口コミは、Googleのポリシーを守りながら、案内する機会を増やしていくのが基本です。
複数店舗の場合は、本部が決めることと店舗がやることを先に分け、やったかどうかを確かめられる形にしておきます。確かめられない指示は続かない、というのが当社の実感です。
当社リードクリエーションが提供するHIIDELは、口コミの獲得と返信を仕組みにし、店舗ごとの状況を本部から確認できるようにするサービスです。今の自社の見え方を先に知りたい場合は、HIIDELの無料AI診断から確かめてみてください。公式サイトによると、1〜2分でわかる無料の診断で、ChatGPTやGeminiに実際に質問し、推薦されているかを計測するものです。



































