
【2026年9月】AIO対策のやり方|何を、どの順でやるかの手順ガイド
この記事の監修者

リードクリエーション株式会社
代表取締役社長 兼 Webコンサルタント
新宮 秀也
バリューコマース国内報酬月間ランキングで1位を獲得した実績を背景に、専門的なSEO会社を設立。
理論だけでなく、実践を基にした効果的なSEO戦略を提供するのが強みです。
主力としては、地域をターゲットとした店舗向けの検索順位向上や、洗練されたWEBメディアの構築を得意としています。

PR 本記事には当社サービスのPRを含みます。
AI検索(ChatGPTやGoogleのAI Overviewsなど)で、自社の店舗が取り上げられるようにしたい。そう考えても、何から手を付ければよいか分からない、という相談をよく受けます。
先に結論をお伝えすると、AIO対策は「現状を把握する」「土台を整える」「サイトやコンテンツを整える」「口コミを仕組み化する」「継続して計測し、改善する」の5段階で進めます。この記事では、この5段階を順番に、何をするかと合わせて解説します。
内容は、Google Search Centralの公式ヘルプで2026年9月21日に確かめたものと、当社が店舗ビジネスの相談を受ける中で見ている実態をもとにしています。とくに複数店舗を展開していると、店舗ごとに情報の整い方や口コミへの対応がばらつきやすく、AI検索での見え方も一様ではありません。
なお、AIO対策の費用や個別の事例は、この記事では扱いません。
AIO対策は5つの段階で進める
AIO対策と一口に言っても、やることは1つではありません。まず全体の流れをつかんでから、それぞれの段階に進みます。
スマホでは、表を横にスライドして見られます(左の列は固定)。
| 段階 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 現状を把握する | 自社名やエリア、業種の名前でGoogle検索やAIに聞いてみる | 今の見え方を知る |
| 土台を整える | Googleビジネスプロフィールの基本情報と写真を整える | 関連性と知名度を高める |
| サイトやコンテンツを整える | AIに正しく理解される形にページを整える | AIに引用されやすくする |
| 口コミを仕組み化する | 口コミの依頼と1件ずつの返信を仕組みにする | 知名度と信頼を積み上げ続ける |
| 継続して計測し、改善する | パフォーマンスの数字を定期的に確認する | 見え方の変化に合わせて直し続ける |
前半の現状把握と土台、サイトやコンテンツは、一度整えれば形が残りやすい段階です。後半の口コミと計測は、店舗を続ける限り繰り返す作業になります。
現状を把握する|自社が今どう見えているかを確認する
最初にやることは、自社が今、Google検索やGoogleマップ、ChatGPTなどのAIにどう扱われているかを確かめることです。
具体的には、自社名や「エリア+業種」(例:渋谷、エステ)でGoogle検索をして、AIによる概要が出るかどうかを見ます。同じ言葉をChatGPTなどのAIに尋ねて、自社が候補に挙がるかどうかも確認します。Googleマップでは、検索したときに自社が何番目に出るかも合わせて見ておきます。
ここで見つかった弱いところが、この先どの段階から手を付けるかを決める材料になります。検索の結果は、使う端末や時期、それまでの検索履歴によっても変わるため、1回だけでなく、言葉や時期を変えて何度か確かめることをおすすめします。効果の数字を保証するものではなく、あくまで現状を知るための確認です。
土台を整える|Googleビジネスプロフィールと写真
複数店舗のビジネスが最初に整えるべき土台は、Googleビジネスプロフィールの基本情報と写真です。
Googleのヘルプでは、ローカル検索結果の表示順は主に「関連性」「距離」「知名度」で決まるとされています(Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント)。改善のヒントとして、オーナー確認を行うこと、ビジネス情報を充実させて正確にすること、口コミに返信すること、写真や動画を追加すること、小売業の場合は店舗の商品を追加することが挙げられています。また、別の公式ガイドでは「Googleビジネスプロフィールなどのサービスを利用すると、AIの回答とGoogle検索のその他の結果の両方で商品やサービスが表示されやすくなります」とも説明されています(Google 検索の生成 AI 機能に最適化するためのガイド)。
当社では、基本情報を漏れなく入れて設定をきっちり整えることと、見た人が思わず目を留めるような写真を投稿することが、土台づくりの基本だと考えています。距離は店舗の場所で決まり自分では動かせないため、自分で動かせるのは正確な情報による関連性と、口コミなどによる知名度の2つです。
なお、Googleは「ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」と明記しています。順位を約束するような話には注意が必要です。
サイトやコンテンツを、AIに引用されやすい形に整える
土台が整ったら、次はサイトやコンテンツです。ここは、確認できた公式情報の範囲だけで書きます。
Google Search Centralの公式ガイドでは、「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」と説明されています(AI 機能とウェブサイト)。ページがインデックスに登録され、検索でスニペットが表示され、検索の技術的要件を満たしていれば、それ以外の追加の技術要件はないとされています。
同じくGoogleの公式ガイドでは、AI検索向けに新しいファイルやマークアップを作ること、コンテンツを細かく「チャンク化」すること、AIシステム向けに書き方を変えることは、「する必要のないこと」として挙げられています(Google 検索の生成 AI 機能に最適化するためのガイド)。代わりに、独自の視点や専門知識を持つ、非商業的で有用な人間中心のコンテンツを作ることが基本とされています。基本的なSEOの手法としては、クロールに関するベストプラクティスを守ること、セマンティックなHTMLを使うこと、JavaScript SEOのガイドに沿うこと、ページの表示や使い勝手を良くすること、重複したコンテンツを減らすことが挙げられています。
構造化データについても、Googleは「特別な schema.org の構造化データを追加する必要もありません」と説明しています(Google検索のAI機能に関する公式ドキュメント)。別のガイドラインには「構造化データが検索結果に表示されるとは限りません」とも書かれています(構造化データに関する一般的なガイドライン)。構造化データをどう実装すればAI検索での見え方が変わるかは、今回確認できた公式情報の範囲では分かりませんでした。この記事では、確認できていないこととして扱います。
口コミを仕組み化する|獲得と1件ずつの返信
知名度を継続的に高める作業が、口コミの獲得と返信です。当社では、他店と差がつくのはGoogle口コミで、口コミを増やすうえで一番大事なのは仕組み化だと考えています。
複数店舗を運営していると、本部が「口コミを集めて」と伝えても、現場のスタッフが動かないことがあります。「やっています」と言われても、実際にやっているかを確かめるのは難しいものです。
口コミを依頼するときは、Googleのポリシーで販売者に禁じられている行為を避ける必要があります(禁止または制限されているコンテンツ)。
- クチコミの投稿や、否定的なクチコミの修正・削除と引き換えに、金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスを提供する。
- 否定的なクチコミの投稿を妨げたり、肯定的なクチコミだけを選択的に募ったりする。
- その場で評価やクチコミを書くよう要求、強要する。
- スタッフを特定するコンテンツなど、特定の内容を含めるよう依頼する。
- 一定数のクチコミを募るよう、スタッフに要求する。
同じページには、インセンティブを提供せず、評価や内容に影響を与えようとせずに、実体験に基づく投稿を募る行為は禁止されていないとも書かれています。すべてのお客様に同じ言葉で声をかけ、リンクを渡すところまでにとどめるのが、認められた頼み方です。口コミの獲得の型は、口コミ獲得の方法12選にまとめています。
依頼を仕組みにするとは、誰が、どの場面で、何を渡すかをあらかじめ決めておくことです。返信の担当者と、返信までの期限も合わせて決めておきます。件数を目標にしたり、集めた件数でスタッフ同士を競わせたりすると、先に挙げたGoogleのポリシーが禁じる行為に近づくため避けます。
返信は、良い口コミにも星1のような口コミにも1件ずつ行うことが重要です。その対応を、これから来店する人も見ています。返信の例文は、Google口コミの返信方法と返信例で解説しています。口コミがAI検索での見え方にどう関わるかは、Google口コミはAI検索にどう影響する?で扱っています。
口コミの依頼と返信を仕組みにする道具として、当社(リードクリエーション)は「HIIDEL(ヒイデル)」という関連サービスを提供しています。レジ横などに置いたNFCタグから口コミの投稿画面を開く機能、返信文の下書きをAIが作成する機能、店舗ごとの未返信件数を一覧で確認できる機能が、公式サイトで紹介されています。料金は公式サイトに記載がなく、この記事でも扱いません。
継続して計測し、改善する
AIO対策は一度整えて終わりではなく、見え方を定期的に確かめて直し続ける段階があります。
Googleの公式ガイドによると、AI OverviewsやAI Modeに表示されたサイトもSearch Consoleの検索トラフィックに反映され、検索タイプ「ウェブ」のパフォーマンスレポートで確認できるとされています(前掲、AI 機能とウェブサイト)。Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス画面でも、閲覧数、検索に使われた語句、ルート、通話数、ウェブサイトのクリックといった数字を確認できます(ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する)。
複数店舗のビジネスでは、店舗ごとに見え方が違うことも珍しくありません。どの店舗の口コミが遅れているか、どの店舗の情報が古くなっていないかを、定期的に確認する体制が必要です。店舗をまたいだ確認のしかたは、多店舗企業向けAI検索ツールの選び方にまとめています。
まとめ:5段階を自社だけで続けるかどうかを決める
AIO対策は、現状を把握し、土台を整え、サイトやコンテンツを整え、口コミを仕組み化し、継続して計測するという5段階で進みます。前半の3つは一度整えれば形が残りますが、口コミの依頼と返信、継続的な計測は、店舗を続ける限り繰り返す作業です。
とくに複数店舗になると、口コミの依頼と返信を現場任せにしたままでは、店舗ごとに差が開きやすくなります。成果や順位を保証するものではありませんが、どこから手を付けるか、どこを仕組み化すべきかを一緒に整理したい場合は、無料オンライン相談をご利用ください。



































